家庭でもプロと同じ味!プロが教える「ローストチキン」の技
同じ材料、同じ調理器具を使っても主婦とプロでは出来上がりに大きな差があります。
その差はちょっと違うというレベルではなく、明らかに違いがわかるほどの差です。
ですが、ご安心ください。
これからお教えするポイントさえ知っていれば
プロが実践するローストチキンのレシピ(コツ)をご紹介します。
なお、今回ご紹介する「ローストチキンのレシピ」を教えてくれたのはイタリアンの名店「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」の総料理長・成田直久氏です。
下準備
鶏肉を常温に戻そう
みなさん鶏肉を冷蔵庫から取り出したら、すぐに調理を始めていませんか?
鶏肉が冷たい状態で焼くと、うまい具合に火を通すことが出来ず、結果として残念な焼き上がりになってしまいます。
すぐに調理したい気持ちをグッとこらえて、
切り込みを入れよう
まだ下準備は続きます。
次は鶏肉の骨に沿って切り込みを入れていきましょう。
切り込みは骨がむき出しになるよう深く入れてください。
この作業により、
味付け
下準備の最後は味付けです。
塩・コショウを振り、みじん切りにしたローズマリーとニンニクをまぶします。
調理
火をつける前に鶏肉を投入
これから鶏肉を焼いていきますが、フライパンに油をひいて火をつけるのはストップ!
鶏肉は熱を入れると固くなる性質があり、お肉を柔らかく仕上げるために低温からじっくりと焼き上げる必要があるのです。
また、油はオリーブオイルを使い、皮を下に鶏肉をフライパンに投入してください。
重石(おもし)で焼きムラを防ごう
焼くときのポイントのもう一つ。それが
重石がない状態で鶏肉を焼くと、鶏肉がどんどん反り返ってしまい焼きムラが出来てしまいます。
スルメをあぶるのを想像するとイメージがつきやすいかもしれませんね。
ということで、焼くときには耐熱皿などを重石として鶏肉の上に置きましょう。
身は焼かない
焼き時間は4分間です。
この4分間で皮だけでなく、身の方も焼きたくなるところですがNGです。
身を直接焼いてしまうと、身が固くなり、また肉汁が流れ出てしまいます。
蒸し焼きにしてふっくらと
4分経過したら、重石をどけてフライパンに蓋をして、蒸し焼きにしていきます。
蒸し焼きにする時間は1分間です。
もちろん蒸し焼きにするときも身をひっくり返してはいけません。
完成
蒸し焼きにしたら皮はパリパリなのに、身はふっくらとしたローストチキンの完成です。
おわりに
実際に家で試してみましたが、家族と今までの鶏肉たちに謝りたくなるほど味に違いがありました。
みなさんもぜひローストチキンを作るときにはこのポイントを忘れずに実践してみてください。
※TBS「この差ってなんですか?」の情報を元にしています。
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